教育実習を終了して
獨協大学
会田ひとみ
TIJでの2週間の教育実習の日々はとても充実しており、様々なことに驚き、そして多くを学ぶことが出来ました。教育実習をさせて頂き、とても感謝しております。実際に生の日本語教育の現場を見ることはなかなか出来ないので、とても貴重な経験をさせて頂きました。TIJに来て一番驚いたことは独自の授業方針です。独自の教科書や授業スタイルでの教育をしており、今まで大学で行ってきた模擬授業とは全く違ったものでした。教育実習に来る前は大学で「みんなの日本語」という教材を使用していたので、TIJの教科書を初めて見た時は、その違いに驚きました。大学では文法に重点をおいた教育方法で勉強をしていたので、決まった文型を口頭練習させるやり方の模擬授業をしていました。しかし、TIJでは文を無理やり提示して言わせるのではなく、教師が場面を提示して、学生の発話を引き出すという方法でした。私はこの教育方法がとてもすばらしいと感じ、私もこのような教育方法で語学を学んでいれば、もっと上達したのではないかなと思いました。日本語教育では様々な教科書が使用されると思いますが、私はTIJの作った教科書が効果的であり、生きた日本語の習得ができ、学生の使用できる日本語の幅が広がると感じました。
様々なレベルの授業見学をさせて頂き、それぞれのクラスに合わせた授業のしかたがあると改めて学びました。先生方がとても熱心に指導をされていて、学生もとても楽しそうに授業を受けている様子が印象的でした。
教壇実習をさせて頂き、改めて教えることの難しさを知りました。大学での模擬授業は日本人学生を相手にしていたので、予測通りの反応でしたが、実際の留学生を相手にすると予想外のことが起こるので、臨機応変な対応をするとこが大切だと感じました。教壇に立つ前は2回とも緊張しましたが、授業を始めてからはできるだけ明るく、楽しい授業にすることを心がけました。学生が楽しそうに授業に参加してくれたことが嬉しかったです。1回目と2回目は違った性質の授業で、2回目の方が教案に着実に行わなければならなかったので難しかったですが、貴重な経験になりました。
TIJでは中国人学生が多いですが、同じ中国人学生でも、それぞれの日本に来た理由、日本語を勉強している理由が違うという現状があることを知りました。理由によって、勉強に対するモチベーションが違うので、クラスを一つにまとめることの難しさも知りました。学習者のバックグラウンドを知ることがとても大切だと感じました。
実習を通して、多くの先生方や学生といろいろなお話ができたことも貴重な経験になりました。改めて、将来日本語教師になりたいという気持ちが強くなりました。
2週間という短い期間ではありましたが、熱心にご指導いただき、ありがとうございました。TIJで実習をすることができ、本当によかったと思います。この経験を活かし、これからも頑張ります。