日本語教授法研修レポート1
中国湖南長沙明照日本語専修学院
周
中国で日本語を教えている私は、以前から日本の学校で日本語の教授法を勉強したいとずっと希望していましたが、今年7月に、TIJ東京日本語研修所のご厚意により実現することができました。7月18日から30日までの約二週間、実際のクラスの授業を見学し、自分でも直接法の教案を作って勉強しました。
TIJの教授法は一般的に直接法と呼ばれる日本語だけ使って日本語を教える方法です。これはいろいろな国から来た学生が一つの教室で勉強するので、教えるとき媒介語を使うことができません。必然的に日本語だけの直接法になります。しかし、その教授法はたくさんの工夫がありました。絵や写真や小さなものは実物を使って説明するのですが、説明するだけではありません。学生達にできるだけ多く発話させるように工夫されていました。教師が指名して学生に日本語を話させるのではなくて、学生が自分で話したいと思うようにさせる授業でした。これはとても素晴らしいと思いました。
長沙明照学院では学生が中国人ばかりですから、媒介語として中国語が使えます。これはととても有利な点ですが、反面欠点もあります。特に日本で学習している学生に比べて会話の力、と聴解の力が劣ると言われています。これらはできるだけたくさんの日本語を聞いたり話したりする機会がないからでしょう。これらの欠点を補うためにTIJで研修したことはとても役立つと思います。みんなでゲームをしたり、何か目的を持って小グループで活動し、発表したり、いろいろな方法があると思います。とても貴重な経験をさせてくださったTIJ所長をはじめ、終始親切にご指導してくださった先生方皆さんに大変感謝しております。この良い経験を中国の明照学院で有効に活用したいと思っております。心からお礼申し上げます。